【実体験】「デザイン」から「ケア」へサロン改革して料金UP《結果》

ネイルスクールのインスタグラムからこのブログに来てくださった方、ありがとうございます。

私が当時、「デザインメイン」のサロンから「ケア重視」のサロンに大きく変化させて料金UPに成功したときのことを書いていきます。

長文にはなりますが、少しでも参考になれば幸いです。

①「デザインサロン」から「ケアサロン」に変えたきっかけ
②どうやってサロンを変えたの?
③「ケアサロン」に変えた結果どうなった?
④サロンを変えるために何を勉強したの?
⑤サロンを変えるには何からはじめればいい?
⑥オンラインスクールで学べること(※クイズあり)
マニキュアの写真


①「デザインサロン」から「ケアサロン」に変えたきっかけ

■周りにデザインを売る同じようなサロンが増えた

私がネイルサロンを開業した数年後、ジェルネイルブームがやってくると周りにネイルサロンがたくさんできました。

デザインだけを売ることに限界が見えていた私は、ネイルサロンが増えてきたこのタイミングで一気に方向性を変えようと決意しました。

■デザインは他サロンに任せよう

デザインを楽しめるサロンが増えたから、もう私はデザインだけを売る必要がないと考えるようになりました。

私が最新のデザインをご提案しなくても、デザインを楽しみたいお客様は困らないからです。

SNSやブログにネイルデザインを投稿する回数を減らし、投稿するとしても、クリアジェルネイル、1色グラデーションネイル、ワンポイントアートくらいに方向を変えていきます。

■「ネイルケア」で集客できるか自分を試したい

多くのネイルサロンには「ハンドケア」「フットケア」などのいわゆる「ネイルケア」と言われる甘皮周りのケアをするメニューがあり、色を塗らず爪周りを整えるケアのことです。

しかしながら、このメニューでリピーターを抱えるネイルサロンは数少ないのが現状です。

私のサロンではジェルネイルの前のネイルケアでは、マシーンケアは行っていませんでした。

超高速回転のビットで甘皮付近をケアするリスクを知っていたので、ジェルのお客様ほぼ99%にウォーターケアを施していました。

長年の経験と知識で、「ネイルケア」単体の良さを伝えることに慣れていたので、ネイルケアでどれだけ集客ができるか自分を試すことにしたのです。

②どうやってサロンを変えたの?

■まずは他サロンと同等レベルの金額でサロンを運営する

10年目のころに出産して、育休明けのサロンの金額は、近隣のサロンの相場と同じ価格で出すことに決めました。

どこのサロンにも同じ名前のメニューがあって、金額も同じくらいという設定でスタートしました。

その時は【ネイルケア(60分)¥3,500円】です。

■メニューの内容は金額+2,000円~3,000円くらいの価値にした

他のサロンと同じことをやっていても集客は難しいので、ネイルケアの内容と説明で差を出すことにしました。

【ネイルケア(60分)¥3,500円】だけど、お客様が感じられる価値として5,500円~6,500円くらいの価値があるものと実感していただける内容です。

■お客様の満足度を確認するため

実際に当店のネイルケアをオーダーしてくださったお客様からは、

・他のサロンとぜんぜん違う

・この内容でこの金額は驚いた

・もっと金額あげてもやりたい人いると思うよ

という声をたくさんいただくようになり、3,500円のネイルケアの内容が価値が高いと評価していただけていることが確認できました。


③「ケアサロン」に変えた結果どうなった?

■ネイルケア料金が3,500円から7,000円に

数段階のステップを踏んで徐々に金額を上げて、色なし、デザインなしのハンドケアだけで最終的に7,000円にしても定期的に予約が入るようになりました。

■フットケア新規の客単価が18,000円に

フットケアが得意な私は、お客様の足を守るために全力でカウンセリング、施術に力を入れていました。

最終的には【フットケア9,000円+足裏角質ケア9,000円=合計18,000円】のお客様が新規で定期的に入ってきました。

新規のお客様は、ここに物販を購入される場合も多く、1回のお会計が20,000円を超えることも普通にありました。

■新規のお客様からの信頼度が抜群に上がった

金額を上げても、その金額で満足いただけるような接客を心掛け、金額以上の価値を感じていただけるカウンセリングを行ってきたことで、新規のお客様からの満足度と信頼度が上がったことを実感できました。

ここまでに至ったのは、最初に「他サロンと同等レベルの金額+金額以上の内容」で試してきた期間があってこそでした。

④サロンを変えるために何を勉強したの?

■爪と皮膚について詳しくなりたかった

ネイルケアにこだわり始めたころから、爪と肌に詳しくないとお客様にネイルケアをオーダーしていただくことは無理だと考えて勉強を始めました。

肌の知識が増えて、その知識を爪に例えて話をすることができるようになってからというもの、カウンセリングだけで料金をいただくことができるようになりました。

■ネイル材料や保湿剤などの化粧品のことを勉強した

爪に塗るジェルの材料を知ることで、お客様により材料を使い分けたり、ジェルがはがれる原理を理論的にお話しできるようになりました。

ジェルがはがれしてまうのは技術のせいだけではなく、他に原因がたくさんあり、目の前のお客様の場合だと○○です。と納得していただける話し方ができるようになりました。

ネイルサロンでおすすめされるキューティクルオイルですが、「爪の保湿=オイルを塗れば良い」わけではないことを説明できるようになり、今では成分を見ながら目の前のお客様の爪の状態に合わせてオイルの種類を季節で変えながらご提案をしています。

■美容業に関連する法律を学んで正しく広告できるようにした

読むだけで眠くなる法律の勉強は一番苦手でしたが、今ではこれを学んでおいてよかったと心から思います。

お客様もネイリスト自身も、サロンをも守ってくれるのが法律知識です。

難しい話なのですが、かみ砕いてお客様にも法律の話をしていたら、当店のお客様は美容に関する法律に詳しくなり、○○法に抵触する恐れのあるサロンのSNS投稿を見抜けるようになっていました。

実はこの知識が一番信頼度が高く、お客様が「もう他のサロンには行かれない」とおっしゃっていた一番の理由かもしれません。

■「ケアサロン」の良さが新規ご来店前に分かるように文章の勉強をした

どんなに価値の高い「ネイルケア」を用意していても、ネットの中から見つけてもらえなければ意味がありません。

例えば、

「10月は乾燥がはじまるからハンドケアの新規のお客様の予約を増やしたい」と思ったら、ネットを活用するのです。

SNSに写真や動画を投稿するだけでなく、文章力がないと集客にはつながらないため、文章を書くことを学びました。

長年ブログを書いていたから大丈夫だと思っていたのですが、これが大間違いで後に撃沈だったのです。

この学びがあったからこそ、デザインだけのサロンから抜け出してケアで集客できるようになり、高単価メニューでも予約が入るようになりました。


⑤サロンを変えるには何からはじめればいい?

■今のサロンの現状を知る

自分のサロンの料金設定、施術にかける時間、施術内容、カウンセリング内容、得意な技術、毎月の材料費、材料の内訳、家賃、光熱費、サブスク料金、その他経費、毎月の売り上げ、仕事に費やしている時間(SNS投稿含む)を洗い出し、バランスを確認します。

■なりたい自分を書き出してみる

売りたいメニュー、目指したい料金設定、来ていただきたいお客様層、一人当たりの客単価、週に何日仕事をしたいか、1日何時間仕事をしたいか、プライベートで充実させたいこと、月の売り上げ目標金額などを決めます。

■変えたいサロンをイメージして計画を立てる

現状のサロンとなりたい自分との差を把握して、その差を埋めるための計画を立てます。

■【最重要】最初から最後までプロに見守ってもらうこと

続けられる人にしか結果は出ないと決まっていますが、裏を返せば、続けた人は結果が出るのです。

一人で頑張っていてもこれだけの量の勉強や、現実との差を埋めるための行動をサロンワークと並行して地道に続けられる人は少なく、多くがやめてしまいます。

第三者の立場で冷静に見てくれるプロが寄り添うことで結果が出るまで続けることができますし、横道にそれてしまったら戻してくれるから安心です。

⑥オンラインスクールで学べること(※クイズあり)

■デザインを残したままネイルケアでも集客する方法

急に変えることはせず、デザインもおすすめしながら、学びを進めるとともに徐々にネイルケアでも集客しましょう。

長期で見たサロン改革プランを一緒に作り、その都度修正しながら進めます。

■サロンメニューを高単価に変えていくためのプラン

ある日突然、単価を上げることはできません。

お客様が戸惑わないように、単価アップのプランはとても重要です。

実力と知識力、アウトプット力を見ながら単価アップのタイミングを決めて実行します。

■年齢が高いお客様からも自然に予約が入るサロンに変える

世の中には、爪に色を塗らない人のほうが多いのです。

色を塗らなくても手肌をキレイに保ちたいと思っている人は、ネイルアートが好きな人より圧倒的に多いです。

年齢が高いお客様たちは、特にこの傾向が見られます。

カラーとデザインなしのお客様が増えると、毎月の材料費が大幅に削減できます。

■高単価でも来店したいと思ってもらえるホームページとSNSの作り方

ホームページにサロンの特徴や価値が明確に書いてないと、そもそも集客にはつながりません。

ホームページとSNSをどのように連携するか、打ち合わせをして決めます。

地域、ターゲット層、年代、得意とする技術、サロンの特徴などをトータルで考えて、活用するSNSを選び、投稿方法を決める必要があります。

ここで、文章力が発揮されるので、SNSに合わせた文章力は必須となります。

■だまさない、だまされないSNS投稿の良し悪し

巻き爪矯正、魚の目除去、明日もつるつるの保湿剤、爪下出血や爪甲剥離を隠すジェルネイル、お持ち込みデザイン…これって良いですか?ダメですか?説明できますか?

クイズを置いておくのでチャレンジしてみてください。

クイズヒント
Q1 ネイルマシンでの甘皮ケアは、皮膚にどんな負担がある?人体と皮膚の構造に関する知識
Q2 今日キレイにネイルケアしたから、明日もキレイが続くと言っていいの?医薬品医療機器等法の知識
Q3 「ハンドマッサージ」のメニューを作っていいのは、何の資格を持っている人?様々な業種の職能範囲
Q4 お客様全員の手足の仕上がり写真を撮るのはOK?肖像権、個人情報保護法
Q5 今日とっても良い角質と、取ってはいけない角質の違いは何ですか?皮膚の構造に関する知識
Q6 フットジェルを付けないほうが良いお客様はどんな足の方ですか?人体の疾病と材料学に関する知識
Q7 魚の目、タコに対する施術をしてはいけない理由は何ですか?職能範囲に関する知識
Q8 ロゴやキャラクターネイルを施術するリスクを知っていますか?著作者の著作物に関する知識
Q9 最強〇〇、特殊〇〇、メディカル〇〇等を名乗ったりメニューを作れない理由を知っていますか?景品表示法の知識
Q10 「¥11,000 → ¥8,800」この表記のNGポイントを言えますか?景品表示法の知識
Q11 「巻き爪矯正」のメニューを作ってはいけない理由は何ですか?景品表示法の知識
Q12 「このオイルを使うと爪(ネイルベッド)が伸びる」と言ってはいけない理由は何?医薬品医療機器等法と化粧品学の知識

※答えはすべてオンラインスクールで学ぶことができます。

女性のデスクワーク

■【最後に】オンラインスクールを立ち上げた目的

上記に挙げた知識や経験がないことで、集客ができない、単価が低いまま、売り上げが上がらない、リピートしてくれない、歳も取ってきて不安、転職を考える、サロンを閉店せざるを得ない、というネイリストさんを一人でも減らしたいのです。

ネイルサロンが増えているのに若い世代の人口が減っているこの時代に、デザインをメインにしたネイルサロン全てが満員御礼状態になるには無理があります。

デザイン以外の道を切り開くことで、ネイリストとしての活躍の場が一気に広がり、収益につながるのです。

今のサロンの現状把握から、サロンリニューアルまでの間、ずっと寄り添ってサポートします。

打ち合わせを重ねて、一緒に新しいサロンを作り上げます。

石の上にも3年、がんばりたい人はいつでもお気軽にオンラインの無料相談までお問い合わせください。

《お問い合わせ方法》

・インスタグラムのDM

・メールアドレス himawari.care2005@gmail.com

・お問い合わせフォーム こちら

長文を最後までお読みいただきありがとうございました。

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